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蟹江3人殺傷 パーカ姿の不審男 事件前日に目撃(毎日新聞)

 愛知県蟹江町の会社員、山田喜保子さん(当時57歳)方で09年5月、一家3人が殺傷された事件で、直前に約8キロ離れた愛知、三重県境で現場に残された灰色のパーカに似た服装の不審な男が目撃されていたことが愛知県警蟹江署特別捜査本部の調べで分かった。特捜本部はこれまで、このパーカが三重県四日市市など東海3県の3地域のいずれかで売られたとみていたが、目撃情報から同市周辺に犯人の生活圏があった可能性があるとみて調べている。【福島祥】

 捜査関係者らによると、男は5月1日夜〜2日未明とされる犯行時間の1日前の4月30日午後、通行人に目撃された。愛知、三重県境の木曽川にかかる国道1号・尾張大橋の三重県側のたもと付近にたたずみ、パーカに似た灰色の上着を着ていた。周辺に民家はなく、一人でただ立っている姿を目撃者は不審に感じたという。

 特捜本部によると、現場の住宅にはパーカのほかに防寒手袋とマスク、モンキーレンチ、クラフトナイフが残されていた。

 このうちパーカと防寒手袋は、東海3県では四日市市周辺と名古屋市金山周辺、愛知県豊田市の3地域だけで、取扱店は異なるものの近隣の店で販売されていた。

 このため捜査関係者によると、特捜本部は目撃情報と併せ、四日市市周辺で犯人が生活していた可能性があるとみて、捜査員を派遣するなどして足取りを調べている。

 ◇ことば 蟹江町一家3人殺傷事件

 09年5月2日、愛知県蟹江町の山田喜保子さん方で、山田さんの次男雅樹さん(当時26歳)が背中を包丁で刺されて死亡し、三男(25)が首をナイフで刺され軽傷を負っているのが見つかった。3日には和室押し入れから山田さんの遺体も発見。三男の証言によると、犯人の男は20代で身長170〜175センチ、中肉中背。事件は同12月、有力情報の提供者に公費懸賞金を支払う制度の対象に指定されている。

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